総勢15名からなるスティール・パン楽団、三年ぶりのアルバム。
スティール・パン・バンドの作品は、やはり非カリプソ曲や、オリジナル曲、アレンジ・センスなどで個性が出ますね。本作では、市川愛が歌うブラジル古典”Tristeza"や、オリジナルのスカ曲 "Sky Is The Limit"、哀愁ラテン・グルーヴ "Gliding Bird"など、色とりどりなアプローチが楽しいです。
なんと言っても、山崎円城(F.I.B JOURNAL)とFUSAKO(うぐいすパーク)が参加した"What A Wonderful World"が、とびきり異色な肌触り。なんでしょう、この感じ。切ないSF映画を観ているような気分になりました。もう地球には戻れそうもない宇宙飛行士が大気圏外から蒼い地球を眺めながら、「それでも、世界は素晴らしい。」とか...。そんな。すみません、個人的にそんなストーリが好きなのです。そんな感じです。繰り返し聴き涙しました。すてきです。なんとなくですが、カップヌードルとかのCMに使ってあげてください。おすすめですー。

【track】
1. Starmine
2. Tristeza



3. Sky Is The Limit



4. Gliding Bird
5. Dolphin Dance
6. The Tide Is Melancholy
7. Sugarcane Hurricane
8. What A Wonderful World




コンディション : NEW